猫と英語と

英語の勉強の事。猫の事。

中学・高校時代と英語

英語は苦手 に書いた通り、中学に上がる前からがっつり「英語は苦手です!」になった私。でも、中学生活も進むと、洋楽に触れる機会が出来たり、洋画を見る機会もどんどん出てくる。その中で、あ、英語できるとカッコいいかも、と思う事も増えてきた。

 

洋画はモチベーションをくれる

特にミュージカル映画が好きになり「サウンド オブ ミュージック」は大のお気に入りになった。そのころはビデオレンタルがメジャーになってきた時期と重なり、お小遣いをはたいて、ビデオレンタルでちょいちょい洋画を見ていた。

バック・トゥ・ザ・フユーチャーやグレムリンゴーストバスターズホームアローン。最近話題になったトップガンも、確か学校で見た気がする。なぜトップガンを学校で見たのか、理由はちっとも思い出せないが(笑)

 

そうすると、ちょっとは欲が出てくる。英語で直接理解出来たら、楽しいかも、話せたらカッコいいかも。苦手だけど勉強してみようかなぁ・・・とチャンスが訪れたわけだ。

 

 

学校英語は厳しい

ところが、学校英語は何と言うか、こちらのささやかなやる気を木っ端みじんに吹き飛ばす構成になっていた。最初はある意味有名な「This is a pen.」から始まり、なんの語彙力もないところに、いきなり5文型の習得から始まる。ちなみにアルファベットの読み方なんぞはほぼ教えられない。つまり、アルファベットは書けるが、単語になったときにどう読むのかのルールもわからず、語彙力ゼロで文法を習得せよ、と言うのだ。

 

そりゃ、無理というものだ。現在英語塾に需要がある事がものすごく理解出来る。文法に入る前に、基本的なフォニックスとある程度の英単語を教えておいて欲しい。まあ、私の時代、フォニックスは全く一般的ではなく、皆必死に発音記号を覚えようとしてた記憶があるが。

 

もう一つの難しさは、教える先生も大して英語が話せない事だ。昔は今よりそうだったはず。英語はわからないものの、カッコいい英語の発音は映画や洋画でそれなりに耳に馴染んでいる。そんな中、教科書を音読する先生の発音が完璧カタカナか、変に協調されたアクセント付きな場合、だいぶ心は折れてしまうのである。何しろこちらには、絶対に英語が出来るようになりたい!といった強い学習欲はないのだから。

 

そんなこんなで英語苦手、でもちょっとは惹かれている、という微妙な生徒心理は、どんどん進む文法の学習に加速度的についていけなくなるのである。

 

 

大学入試対策英語はもっと無理

それでも頑張って中学英語はなんとか乗り切った。5教科の中でも一番点数は低かったけど、英語アレルギーとまではならず、あ~、英語やりたくないなあ、でもやらなきゃなあ、という感じで付き合っていた。

 

英語アレルギーを発症したのは高校時代である。

英語アレルギー、すなわち、アルファベットを見ただけで、メンタルがすべて投げやりになり、たとえちょっと考えればわかるレベルの問題でも、無理!と放り出すレベルの英語拒絶状態である。

 

だって、過去の高校英語は、入試で振り分けるための手段以外なにものでもなかったと思う!日本語でもこんな小難しい単語わからんわい!という英単語を大量に覚えなければならず、文法問題はちょっと違う言い回しを使えばバツになり、リーディングで出てくる文章は、はっきりきっぱり面白くもなんともない文章ばかり。

と言う訳で、高校3年間、私はほっとんどまったく、英語の勉強はしなかった!!完璧に放棄していたのだ。そのためテストの点数は常に一桁。最初に出てくる発音の選択問題を適当に書き込んで終わらしていた。ま、全く威張れる事ではないが、本当です。

 

ちなみに洋画は「字幕あるし」で乗り切り、洋楽を歌ってみたいという欲はあれど、歌詞カードが読めないので、「音痴だし」と悔し紛れのハミングで乗り切ろうとしていた。それでも、このころ邦楽でも英語がどんどん使われ出していて、邦楽で使われる英語くらいは出来るようになりたいな、とはかすかに思ってもいた事は確かである。

 

 

そんな英語暗黒時代を高校生で過ごし、絶対に一生英語には関わらないんだ!と宣言していたのだが・・・・やはり人生は計画通りには進まないのである・・・・