猫と英語と

英語の勉強の事。猫の事。

英語で勉強、英語を勉強

高校で暗黒英語時代を過ごしたため、自分は英語と無縁の人生を過ごす!と決意したものの、なかなか人生は思い通りには進まないものである。

 

英語だけではなく、高校時代は散々だった。第2次反抗期真っ盛り。私のやる気はどこかに消滅し、文句とぐうたらと不機嫌で構成されていた。しかし、進路決定は否応なしに迫られる。実家に居続ける事はぜひに避けたいが、自分で自立できる経済力も無し。となると、家から通えない距離にあり、両親が納得するレベルの大学進学が一番なのだが、3年間の不勉強はちょっとやそっとでは挽回できるレベルではなく。おまけに勉強してみたいと思う教科もないときた。

 

そんな私だが、1つだけやりたい事、やれる事があった。よし!それをやろう!と決意したのだが、ここで問題が発生する。その専門分野の勉強は日本では出来なかったのだ。勉強したい!と思った学校は、なんとイギリスはロンドンにあった。つまり・・・英語が絶対に必要な能力として私の人生に立ちふさがってきたのだった。

 

幸いな事に、私が望む専門分野は実技の占める割合が高く、公的な英語資格は要求されなかった。ただし、当たり前だが授業は全部英語。3年生卒業時には人に指導するテストもあった。入学試験も実技が中心だが最低限の英語は当たり前の事として要求された。

 

 

英語の勉強スタート

そうなったらもうやるしかない。私は無謀とも思われる英語勉強に突入した。高校3年の時間ロスのダメージは凄まじく、最初はローマ字すら怪しかった(;^_^A

1年必死に勉強して、補欠で入学資格を獲得。夢だったロンドンでの留学生活が

始まった。でも、人生そんなに甘くはない。1年程度の勉強で英語で勉強できるほど、英語の実力が付くわけがない。片言の英語でイギリス人のクラスメートに頼み込み、ノートを貸してもらい、それを写して勉強する日々。

 

まずもって、ノートに書きこまれている文字が読めない!!彼女たちは日本で習ようなな筆記体はまず書かない。uなのか、rなのか、e なのか、推理しながら辞書を引く。何しろ圧倒的に語彙が足りない為、推測が出来ず、スペルが解明できないと、単語の意味すら分からない。ちなみにリスニングだって怪しい為、授業ではほぼチンプンカンプン。実技はある程度はわかるものの、指示の詳しいところまでは理解不能。いやあ、本当に厳しかった。

 

ひたすら実地で頑張った結果、2年目に進級出来、3年できちんとディプロマを取って卒業できた。ただし、これは私が専攻した分野が特殊だったからだ。テストは実技が多かった為、指示を聞き取れれば何とかなった。人に教えるテストは口語で乗り越えられた。つまりエッセイや小論文、または英文を書かなければならないテストは1つしかなかったのだ。そのテストもD判定、F(落ちる)より一つ上、でからくもパス。

 

まあ、そのくらいだったので、ものすごく必死に頑張ったが、英語の勉強をした訳ではない。私の英語の実力は自分の専門分野に物凄く特化しており、3年経っても、日常会話ですら若干の不便を残していた。

 

 

使わなければどんどん忘れる

その後日本に帰国し、英語からはどんどん離れていった。きちんと勉強して身に着けたものではない上、語彙力もたいしてなく、使わない時間が当たり前に増えていった結果、現在はリスニングも大分怪しい。気楽に英語の手紙を書く事も無理だ。大体、使える英語を身につけるって、そんなに簡単な話ではない。日本語でも、挨拶、世間話が出来る事と、きちんと日本語の文章を書ける事は全く別レベルな学力だ。

 

つまり、現在の私の英語の実力は、高校卒業時に毛が生えた程度と思われる。高校卒業時よりマシなのは、トシを取った分、自分を知っていることと、アレルギーはなくなった事くらいだ。

 

 

英語を勉強

50代前半にして、予定外に職を変える事になり、現在はバイトを探し中。な、中、何か出来る事はないか、と思い至った事が英語の勉強。若かりし頃、多少は聞きかじって勉強した分、ゼロよりは良いし、今から数学を勉強するよりよっぽど抵抗はない。英語が使えるくらいになったら、それなりに食べていけるのではないか?と邪推。まあそのうちAIが全部訳してくれるかもしれませんがね・・・・・

 

さて、そうと決まったら、本屋にゴー!英語もだけど、大抵のことはある程度の基礎を自分でやってからではないと、人に習っても大して効果はない。まずは独学である程度は、と思ったわけだが、本屋に行ってびっくり仰天。まあ、あるわあるわ、大量の英語のお勉強本。私の学生時代にはこんなに沢山のお勉強本はなかったぞ、と思わずジト目になってしまった(笑)

 

悩みながらも数冊をセレクト。さて、これらを片手に久しぶりに勉強を始めよう!としているわけである。